岩手県平泉町にある世界遺産・中尊寺。一度は訪れたい名所。
広大な境内に「歩くのが大変そう」「観光の時間が60分しか取れないけれど、十分に楽しめる?」と不安に思っていませんか?
さらに、中尊寺の代名詞ともいえる表参道「月見坂」は、かなりの急勾配。しかし、月見坂を登らずに最短で金色堂のすぐ近くまでアクセスできる「裏ワザルート」があれば60分でも効率よく、体力を消耗せずに中尊寺を満喫することが可能です!
この記事では、実際に観光ツアーで行って分かった、月見坂を回避する具体的なルートをはじめ、60分で回るための理想的な時間配分、そして拝観料を払ってでも絶対に見ておくべき「金色堂」の圧倒的な魅力まで、実用的な情報だけをギュッとまとめてご紹介します。
平泉・中尊寺お出かけの参考にして下さい。
※料金は当時の参考価格です。
東北5県3泊4日周遊ツアーの詳細は、こちらにまとめています。
▶ 東北5県3泊4日ツアーはしんどい?1000kmプチ贅沢旅の満足度
なぜ中尊寺は世界遺産?歴史と登録の理由

国宝第一号登録の平泉・中尊寺について簡単におさらい。
中尊寺はどこにある?場所・アクセス
- 住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
- JR:一ノ関駅から平泉駅:9分
- 徒歩:平泉駅から1.5km、約20分
- バス:平泉町内巡回バス「るんるん」
中尊寺は誰が何のために建てたのか
奥州藤原氏の初代・清衡(きよひら)が、前九年・後三年の役という凄惨な戦乱で亡くなったすべての人々(敵味方区別なく)の霊を慰め、戦いのない「理想郷(仏国土)」を築くために建立。
なぜ平泉に建てられたのか
平泉は、当時の奥州(東北)の中心地であり、北上川などの水運に恵まれていたこと、また京都から離れたこの地に独自の文化を花開かせるための拠点だったから
世界遺産に選ばれた理由
平泉には、仏教の中でも、浄土思想の考え方に基づいて造られた多様な寺院・庭園・遺跡が、一群として良好に保存されています。平泉の理想世界の表現は、他に例の無いものとして評価されたこと
【裏ワザ】月見坂を登らない!ツアーでも使われる最短ルート
中尊寺参道入り口から本堂まで「月見坂」を登ります。粋な名前ですが、実は急勾配の坂でした。参道入り口から本堂まで600mくらい。高低差50mほど。
月見坂を登る参拝者のためにロープが張られているくらい急坂です。
参道入り口の急勾配の月見坂

ここが中尊寺参道の入り口で、左手が月見坂です。

参道入り口から見上げた月見坂です。坂の左側にロープが張られています。

月見坂をちょっと登って参道入り口を見つめると、坂はカーブを描いています。
月見坂を回避する車道ルート

写真真ん中が月見坂。通常の月見坂は長さ約800mの急な坂道で、往復するだけで体力を消耗します
左手にある車道が、坂の上の駐車場へ続く道です。
ここを歩くと、月見坂より緩やかな坂なので、急坂を回避することができます。こちらを歩いている方も多く見かけました。
もしくはタクシー等で上まで行く方法もあります。
車で来て金色堂だけ参拝するなら、坂の上の駐車場を利用するのが、一番楽だと思われます。
中尊寺ハス池前から拝観券発行所へのアクセス

坂の上にある「中尊寺ハス池」付近(坂の上の駐車場側)から入ると、ほぼ平坦な道を少し歩くだけで、金色堂手前の「拝観券発行所」に到着できる最短ルートです。
実は観光ツアーバスも「中尊寺ハス池」を利用して観光時間を短縮しています。
ここで乗客を降ろして、バスは中尊寺レストハウスの駐車場に停車して、皆を待ってます。旅行会社は行程をよく考えています。
本当に60分で回れる?おすすめのモデルコースと時間配分
中尊寺散策コースと時間配分をお伝えします。
スタートはハス池前坂の上の駐車場場で、ゴールは中尊寺レストハウスです。
コースと時間(分)
- 00:上部駐車場(ハス池前)からスタート
- 05:拝観券発行所でチケット購入
- 10:讃衡蔵を拝観(必見)
- 25:金色堂をじっくり拝観(必見)
- 35:経蔵、旧覆堂散策(必見)
- 45:本堂、弁慶堂を見ながら杉並木を下る
- 60:中尊寺レストハウス(駐車場)でお土産購入
月見坂を登らないルートなら、メインの金色堂周辺に時間をたっぷり割けるので、60分でも大満足できます。
拝観料を払っても絶対に金色堂を見るべき理由

拝観料は大人1,000円(2026年5月当時)。見る価値1000%。
皆が息をのむ「皆金色(かいこんじき)」の美しさ
いきなり、ガラス越しに金箔で覆われた堂全体が目に飛び込んできます。内装の装飾は、夜光貝の螺鈿(らでん)細工・象牙・宝石など。これ以上ない贅を尽くした光景です。
皆さん誰もが、思わず「おーー」と声を上げています。
想像した以上に綺麗です。世の中にこんな厳かな美しさがあるのかと思うほど見入ってしまいます。何百年も前に作られた物とは思えない美しさです。
堂内に眠る奥州藤原氏四代の亡骸
ここには初代清衡公をはじめとして、毛越寺を造営した二代基衡公、源義経を奥州に招きいれた三代秀衡公、そして四代泰衡公の亡骸は金色の棺に納められ、孔雀のあしらわれた須弥壇のなかに今も安置されています。
60分ルートで巡る中尊寺の見どころ・お堂(本堂〜金色堂)

中尊寺境内散策で見られる22ヵ所のお堂等一覧
- 讃衡蔵の近く:弁財天堂・阿弥陀堂・鐘堂・大日堂・峯薬師堂・不動堂
- 金色堂の近く:経蔵・旧覆堂・釈迦堂
- かんざん亭・西物見・能舞台
- 本堂の近く:光勝院・地蔵堂・東物見・薬師堂・弁慶堂・八幡堂
- 月見坂
次の章から中尊寺の見どころをご紹介。是非見て欲しい場所の見出しに「必須の見どころ」と付けています。参考にして下さい。
讃衡蔵(さんこうぞう)|必須の見どころ①

金色堂のチケットで入れる宝物館。重要文化財の大きな仏像が並び圧巻。ここは見どころですが、足を止めずに回りましょう。
唯一の金色堂パネルの撮影スポットは、この中にあります。
金色堂(こんじきどう)|必須の見どころ②

中尊寺のハイライト。黄金の極楽浄土が、覆堂(コンクリートの建物)の中に守られています。
1回5分ほどの金色堂の解説テープが流れてきます。しっかり耳をすませて聞きましょう。
経蔵(きょうぞう)|必須の見どころ③

金色堂のすぐ近く。かつて一切経(いっさいきょう)を納めていた重要文化財のお堂。
旧覆堂(きゅうおおいどう)|必須の見どころ④

金色堂を雨風から守っていた、かつての「木造のサヤ堂」。

ここではビデオ説明を見ることができます。時間が取れなかったのでサクッと次へ行きました。

以前はこの中で金色堂が守られていました。中に入ると歴史の重みを感じられます。
阿弥陀堂(あみだどう) / 大日堂(だいにちどう) / 峯薬師堂(みねやくしどう)
個人的に、後のお堂などは、帰り道を歩きながら散策すればOK。気になるお堂だけ寄るのがおすすめです。
【阿弥陀堂】

本尊は阿弥陀如来。
【大日堂】

]本尊は金剛界大日如
【峯薬師堂】

讃衡蔵(さんこうぞう)に安置されている丈六(じょうろく)の薬師如来(やくしにょらい)はもとはこの堂の本尊
【鐘楼】

今この鐘が撞かれることはめったにないとのこと
本堂(ほんどう)

本堂の入り口

中尊寺の本尊(阿弥陀如来)が祀られている、お寺の中心地。

紺色にラッピングされた郵便ポストがあります。是非見つけて下さい
弁慶堂(べんけいどう)

義経と弁慶の木像が安置されているお堂。歴史ファンなら外せない場所。
参道入り口の手前には、弁慶のお墓もあります。
その他の小さいお堂(地蔵堂、薬師堂など)
【地蔵堂】

本尊は地蔵菩薩
【薬師堂】

本尊の薬師如来、日光・月光菩薩と十二神将を安置
あわせて楽しみたい中尊寺の絶景スポット
厳かな雰囲気が漂う「杉並木」|必須の見どころ⑤

東北には、巨大な杉並木が多いです。

伊達政宗が植樹したとも言われる、樹齢数百年の杉並木。木漏れ日が美しく、歩くだけでパワーをもらえるスポット。

圧倒的な存在感があります。
北上川を一望できる「東物見(ひがしものみ)」

弁慶堂の近くにある展望スペース。北上川や衣川、かつての戦場跡が一望でき、藤原氏が眺めたであろう景色に思いを馳せられる場所。
中尊寺でおすすめのお土産
中尊寺レストハウスの実演せんべい

これ美味しいです。試食もできます。
あわせて買いたい!岩手県の定番お土産
岩手県の立ち寄りスポットなどで買える岩手県の定番お土産をはじめ東北5県のお土産は、下記の記事で詳しくまとめています。移動中のお買い物の参考にどうぞ!
▶ 【写真77枚】東北5県おすすめお土産ガイド|県別買える場所まとめ
中尊寺を巡るツアーを探す
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まとめ:60分でも月見坂を登らなくても中尊寺は満喫できる!
中尊寺は「月見坂を登らない最短ルート」を選べば、滞在時間60分でも金色堂をはじめとする主要な見どころをすべて網羅できます。
「時間がないから…」「体力が心配だから…」と諦める必要は一切ありません。ぜひ世界遺産・平泉の黄金の浄土世界を体感しに足を運んでみてください!
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