「日本三大ガッカリ名所」の一つとして有名な高知の「はりまや橋」。
その評判を聞いて少し不安になりながらも、実際に現地へ足を運んでみました。すると、予想外の発見がいろいろと…。
この記事では、はりまや橋の歴史やアクセス方法はもちろん、なぜ“ガッカリ”と言われてきたのか、そして現在の美しい復元橋の写真まで、正直な感想とともにご紹介します。
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なぜ有名?はりまや橋の由来と知られざる歴史

はりまや橋が有名になったのは、その歴史的背景と一つの恋愛物語に由来します。
江戸時代、高知城下の堀川にかけられていたこの橋は、土佐の豪商・播磨屋と櫃屋(ひつや)をつなぐ私的な橋として作られました。
特に有名なのは、僧侶・純信と駆け落ちした娘・お馬の恋物語。二人がこの橋の近くで密会していたという話が民謡「よさこい節」に歌われており、多くの高知県民に親しまれています。
歌手のペギー葉山さんが歌った「南国土佐を後にして」の大ヒットも、はりまや橋を一躍有名にしました。
土佐の高知と言えば「はりまや橋」が有名ですが、実はそれ以外にも”映える絶景”が揃っているんです。👇
はりまや橋の場所とアクセス方法【地図付き】

はりまや橋は、高知県高知市の中心部、はりまや町にあります。高知駅からは徒歩約10分とアクセス抜群。路面電車「とさでん」の「はりまや橋」電停を降りてすぐ目の前です。
- 📍 住所:高知県高知市はりまや町1丁目
- 🚋 最寄り駅:とさでん交通「はりまや橋」電停
- 🅿️ 周辺には有料駐車場も複数あり、車でも安心です。
“日本三大ガッカリ”の理由とは?でも実際行ってみると…
はりまや橋が「ガッカリ」と言われる一番の理由は、「思ったより小さい」「ただの赤い橋」「川もない?」という第一印象。
期待値が高すぎると、現地に立った瞬間に拍子抜けするかもしれません。
でも、実際に訪れてみると、橋の周囲にはよさこい節のモニュメントや、歴史を紹介する案内板が設置されていて、短時間でも楽しめるスポットに整備されています。
夜にはライトアップもあり、撮影スポットとしても意外に映えます。
日本三大ガッカリ観光地とは?残る2つも紹介
「日本三大ガッカリ観光地」としてよく名前が挙がるのが、以下の3つです。
- 高知県「はりまや橋」
- 札幌市「時計台」
- 長崎市「オランダ坂」もしくは沖縄「守礼門」
いずれも“期待値が高すぎた観光地”として知られていますが、背景やストーリーを知ると「行ってよかった」と感じる人も多いんです。
観光地の魅力は、派手さよりも「歴史」と「味わい」かもしれませんね。
映える!?復元された真っ赤なはりまや橋の写真はこちら
現在のはりまや橋は、2009年に復元された「赤い太鼓橋」が特徴的。実はこれは、江戸時代のイメージを再現したものです。
周囲には小川のような水路があり、橋の下を覗き込むと小さな鯉も泳いでいたり。フォトスポットとしては十分楽しめます。
📸 私が撮影した写真はこちら👇

はりまや橋は、はりまや通りと言う大きな通りのすぐ側に架かっています。はりまや通りから見ると橋の欄干しかみえません。
この写真を見ただけだと、やっぱり「ガッカリ」じゃないと思われるかも知れません。
はりまや通りの反対側から写した、はりまや橋がこちらです。👇

小さな橋ですが、真っ赤な橋の欄干が見事です。
この「はりまや橋」は2025年にリニューアルしたばっかりなのです。
観光中、何人もの人がここで記念撮影していて、特に外国人観光客には大人気の様子でした。
もう一つお伝えすると、この赤い橋は、本物のはりまや橋ではありません。
本物は下の写真です。

先ほどの真っ赤なはりまや橋は、この写真の左手にあります。
はりまや橋が架かっていた堀川は埋め立てられました。今は橋もありません。ヒッソリと石橋だけが残っています。
これだけしか無かったら、それこそホントに「ガッカリ」になってしまうところです。
実際に見てきた!はりまや橋のリアルな感想
正直、「本当にガッカリするのかな…」と疑いながら行きましたが、思ったより楽しめました。
確かに「橋としての大きさ」だけ見れば拍子抜けするかもしれませんが、背景を知って行くと印象がガラリと変わります。
地元の人の思いが詰まった歴史や、復元に込められた工夫、そして周辺の観光スポットとのつながり。
そうした“文脈”込みで見ると、むしろ心に残るスポットでした。
まとめ|はりまや橋は「ガッカリ」じゃない
「日本三大ガッカリ」と聞いて構えて行ったはりまや橋でしたが、行ってみるとその評価はちょっと不公平かも、と感じました。
確かに派手さはないかもしれませんが、よさこい節の舞台としての歴史や、赤く復元された橋の風情、現地の雰囲気など、写真やネットでは味わえない良さがあります。
高知観光のついでに、ぜひ立ち寄ってみてください。
そしてはりまや通りからだけで無く、はりまや橋公園側からも見てやって下さい。
きっと、あなたなりの楽しみ方が見つかるはずです。
この日の宿泊は、高知市内の「メルキュール高知土佐」。
丘の上にあり、最上階から太平洋が望めるホテルで、オールインクルーシブが魅力でした。
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