雨の日でも絶景!高知・にこ渕で出会った幻想的な仁淀ブルー

仁淀ブルーのにこ渕 大人の国内旅

晴れた日には“青の絶景”として知られる、高知県の秘境「にこ渕」。
でも、私が出会ったのは、雨の日にしか現れない“もうひとつの仁淀ブルー”でした。

決して負け惜しみではなく、雨の日の「にこ渕」は、周囲の山々に霧がかかり、幻想的な雰囲気に包まれていて、訪れる価値があります。

空から静かに降りそそぐ雨が渓谷を潤し、木々はしっとりと濡れ、辺りには神秘的な空気が漂っていました。まるでジブリ映画のワンシーンのような風景です。

今回は、そんな雨の日だからこそ体験できた、幻想的な「にこ渕」の旅をご紹介します。

  • ※注意点:雨の日のにこ渕では、遊歩道が滑りやすくなります。足元には十分ご注意ください。

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にこ渕とは?神秘の青「仁淀ブルー」の聖地

神秘の青「仁淀ブルー」

高知県いの町にある「にこ渕」は、仁淀川の支流・枝川川の上流に位置する、小さな滝壺です。

その水は驚くほど澄み渡り、太陽の光が差し込むと、まるで“青い宝石”のように輝きます。この美しい青が「仁淀ブルー」と呼ばれ、多くの人々を魅了してきました。

そして、雨の日の仁淀ブルーもまた、違った魅力を放ちます。
しっとりと濡れた森の静寂の中、ひっそりとたたずむその姿は、晴れの日とはまったく違う表情を見せてくれました。

高知と言えば「にこ渕」が有名ですが、実はそれ以外にも”映える絶景”が揃っているんです。👇

雨の日のにこ渕が「別世界」と言われる理由

雨の日のにこ渕

「雨=残念」というイメージを覆してくれるのが、雨の日のにこ渕です。

実際に訪れて感じたのは、自然の持つ“静かなる迫力”。
雨粒が水面をたたき、霧が立ちこめる中、滝壺は鮮やかな青ではなく、“深い蒼”に染まっていきます。

濡れた木々は色濃く輝き、谷全体がしっとりとした空気に包まれていました。
まるで自然が描く水墨画のような風景に、思わず時間を忘れて見入ってしまいました。

アクセス・駐車場・服装などの実用情報

アクセス

にこ渕へは、高知市内から車で約1時間半。
国道194号線を経由し、途中からは細い山道に入りますので、運転には十分ご注意ください。

周囲は何もない山奥ですが、簡易トイレが設置されており、観光客にも配慮されています。

駐車場

にこ渕の駐車場

駐車場は10台ほどのスペースがあり、そこから遊歩道を10分ほど歩いてにこ渕に到着します。

服装・注意点

  • 雨の日は足元が滑りやすいため、防水性のあるトレッキングシューズがおすすめです。
  • 虫よけスプレーやレインウェアも忘れずに。
  • 遊歩道は急な坂道が続きます。とくに雨天時は、歩行時や写真撮影の際に注意が必要です。
にこ渕の遊歩道と展望台

なお、「滝壺まで行けるか不安…」という方もご安心を。
遊歩道を下る手前に、小さな展望台が用意されており、そこからでも滝壺の風景を楽しめます。

雨の日だからこそ見える「静けさ」と「感動」

神秘的なにこ渕の山々

にこ渕を訪れる観光客の多くは晴れた日を狙って訪れます。
そのため、雨の日は人も少なく、谷に響くのは滝の音、雨音、風の音だけ。

誰にも邪魔されず、自然と向き合う静かな時間は、ただの観光では味わえない“体験”です。

「悪天候」ではなく、「出会いのチャンス」として、雨の日のにこ渕を楽しんでみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は、高知県いの町にある「にこ渕」、その中でも“雨の日限定”の姿をご紹介しました。

にこ渕の魅力は、晴れた日だけではありません。
しっとりと雨に濡れた森と、深く静かにたたずむ仁淀ブルーは、まさに“幻想的な絶景”。

もし旅先の天気が雨でも、がっかりせずににこ渕を訪れてみてください。
きっと、あなただけの特別な風景に出会えるはずです。

この旅は、阪急交通社のツアーで巡りました。
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