四国最南端・高知県土佐清水市にある足摺岬(あしずりみさき)。
視界いっぱいに広がる水平線と、断崖からの絶景は、まさに“地球の丸み”を感じる圧倒的スケール。
今回は、現地ガイドとともに歩いた足摺岬の自然と歴史、そして七不思議伝説を体験レポート形式でご紹介します。
個人旅行でも楽しめるアクセス情報や見どころもまとめているので、ぜひ旅の参考にしてください。
今回の足摺岬は、阪急交通社の高知を巡るツアーでも一番目玉の立ち寄りスポットでした。
👇高知旅行のまとめ記事もあわせてご覧ください。
足摺岬の場所・アクセス

足摺岬は、高知県土佐清水市に位置する四国最南端の岬。
高知市内からは車で約3時間、四万十市からは約1時間半ほどの道のりです。
公共交通の場合は、土佐くろしお鉄道「中村駅」からバスで約2時間。
本数は少ないですが、バス車窓からの景色も美しく、旅情があります。
車で訪れるなら、駐車場も整備されており、岬の散策路入口までは歩いてすぐです。
観光案内所やトイレも完備されていて安心です。
ここ足摺岬に来る前には、高知の最東端室戸岬にも寄ってきました。
👇室戸岬についてはこちらをあわせてご覧ください。
四国最南端の岬。地球の丸さを実感する絶景

岬に立ってまず驚くのは、どこまでも続く水平線と空の広さ。
ホントに地球の丸さを感じます。
今回はあいにくの雨でしたが、どこまでも続く大海原は絶景です。
晴れた日だと空気も澄んでいて、地球がほんの少し丸く見える感覚が最味わえたことでしょう。

眼下に広がるのは、断崖絶壁の岩肌と打ち寄せる白波のコントラストは圧巻です。
ここ足摺岬の断崖絶壁は、想像以上の絶景です。
「最果ての地に来た」という実感が心を揺さぶります。
風が強い日も多いので、帽子などは飛ばされないよう注意が必要です。
白亜の灯台が映える、足摺岬のランドマーク

足摺岬のシンボルとも言えるのが、白亜の足摺岬灯台。
高さ18mの灯台は、海抜244mの断崖上に立ち、沖を行く船の目印として今も現役です。

灯台周辺は遊歩道が整備されており、フォトスポットも豊富。
潮風を感じながら、のんびり散策するのにぴったりです。
春にはツツジが咲き、灯台と花の競演も楽しめます。
現地ガイドと歩く足摺岬の七不思議
足摺岬には、昔から語り継がれる「足摺七不思議」があります。
不思議が七つあると意味で無く、沢山あるという意味のようです。
今回は、現地のネイチャーガイドさんに案内してもらいながら、その謎に触れました。
たとえば──
- ゆるぎ石:弘法大師が金剛福寺を建立した時発見した石
- 地獄の穴:底が見えない岩の割れ目
- 弘法大師ゆかりの化石群や水の奇跡 など

ゆるぎ石。親孝行者が揺らすと上の石がおちると言われている。

地獄の穴。左の穴にお金を入れると、いつまでもチャリンチャリンと音が・・

大師の爪書き石:「南無阿弥陀仏」と六字の妙号が彫られている。
歩きながら聞くガイドさんの話には説得力があり、風景がより立体的に感じられます。
個人で回るのとはひと味違う、深い学びのある時間でした。

散策は遊歩道を歩くのですが、これがまるで森の中なんです。ガイドさんがいなかったら迷子になるところでした。
ガイド無しで散策される場合は、必ず遊歩道マップをもらって歩いて下さい。
お遍路さんを迎える霊場、金剛福寺を訪ねて

足摺岬の散策道のすぐそばにあるのが、四国霊場第38番札所「金剛福寺」。
お遍路さんが辿り着くこの地は、信仰と癒しの終着点のような趣があります。

境内は緑豊かで、朱塗りの橋や池も美しく、静けさの中に荘厳な空気が漂います。
お寺の御朱印もいただけるので、巡礼気分も味わえます。
雨の金剛福寺も風情があります。旅の締めくくりとして、心を整えるのにぴったりの場所でした。
足摺岬のまとめ|心に刻まれたダイナミックな景観
今回の足摺岬の旅では、断崖絶壁の絶景、歴史と神秘が息づく七不思議、霊場の静けさ──
どれも心に残る、まさに“地球を感じる旅”でした。
アクセスはやや不便ですが、その分「ここまで来た価値がある」と胸を張って言える場所。
旅好きなら一度は訪れてほしい、四国屈指の感動スポットです。
今まで沢山の岬を旅してきましたが、ここ足摺岬の絶景は別格です。
今回はツアーだったので時間が限られていました。もう一度訪れるなら今後はジックリ腰を据えて眺めてみたいです。
個人で行かれるならユックリ過ごしてみて下さい。
👇高知旅行で訪れたいおすすめ観光スポット一覧はこちらの記事も参考に
今回の室戸岬は、阪急交通社の高知を巡るツアーの立ち寄りスポットでした。
👇高知旅行のまとめ記事もあわせてご覧ください。