日本の最北である北海道の道北に旅行したいけど、良いルートが無いと悩んでいませんか?
私の住む神戸市にも空港がありますが、道北に行くには乗継ぎ便、もしくは新千歳空港から鉄道かバスに延々揺られての移動しかありません。
二泊三日の旅行だと実質中日の1日しか観光できません。
そんな時見つけたのが、『クラブツーリズム』のチャーター便ツアーです。
道北の主要空港である稚内空港まで、神戸空港から直行便で一っ飛びです。
利尻島・礼文島・稚内・サロベツ原野の4つのエリアを二泊三日で巡ることができるツアーもあります。
本記事では、実際の体験をもとに、2泊3日のモデルコースからアクセス情報、おすすめ観光地、グルメや宿泊先までご紹介します。
クラブツーリズムのチャーター直行便は、様々な空港で発着しています。お近くの空港から利用できるチャーター便ツアーを調べて見てはいかがでしょうか。
素敵な旅行ツアーが見つかることを祈っています。
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クラブツーリズムのチャーター便とは?

今回利用したチャーター直行便を例に、クラブツーリズムのチャーター便についてお伝えします。
「クラブツーリズム+チャーター便」の検索でも表示されます。
- 普段は定期便の無い空港間を発着する
- 往復チャーター直行便で移動(今回だと神戸空港←→稚内空港)
- 飛行機はFDA(フジドリームエアライン)を利用する
- 飛行機は88人乗り
チャーター便のツアー内訳
二泊三日のチャーター便にも複数のツアーが用意されています。
主な例です。
- ①利尻島、礼文島、稚内観光コース
- ②利尻島、礼文島、稚内、サロベツ観光コース
- ③飛行機と宿だけの自由観光コース
- ④グレードアップ観光コース
利尻礼文サロベツ国立公園を全て回りたかったので、②のツアーを選びました。
神戸空港発のチャーター便とは?
神戸空港からのチャーター直行便をご紹介します。
- 出発地:神戸空港(関西圏の方に便利)
- 目的地:稚内空港(約2時間で到着)
- メリット:乗り継ぎ不要・団体専用なので移動がスムーズ・朝出発で午後には観光スタートが可能
通常の定期便では乗り継ぎが必要なため、時間と体力を節約したい方に最適な選択肢です。
二泊三日でも、チャーター直行便のおかげで、初日も3日目も半日道北を観光することができました。
利尻・礼文・稚内・サロベツ原野のある道北とは?
道北エリアの基本情報
北海道の「道北(どうほく)」と呼ばれるエリアは、利尻島・礼文島・稚内・サロベツ湿原を含む最北部の地域です。
道北には利尻礼文サロベツ国立公園もあり、手つかずの自然や湿原、海岸線が広がり、本州では見られない高山植物や野鳥、野生動物の宝庫として知られています。
道北の観光マップやガイドブックについては別記事で詳しくまとめます。ご期待下さい。
おすすめのベストシーズン・花の見頃
訪れるなら6月中旬〜8月がベストシーズン。特に6月下旬から7月にかけて、礼文島では「レブンアツモリソウ」をはじめとした高山植物が最盛期を迎えます。サロベツ湿原でもエゾカンゾウなどの花々が見頃を迎え、花と風景の両方を楽しめます。
今回のクラブツーリズム直行便ツアーも初夏のベストシーズンだけ運行されている貴重なツアーです。
道北ツアーはこんな方におすすめ
- 本州では味わえない自然体験を求める人
- 体力に自信がなくても絶景を楽しみたい中高年層
- 初めての離島旅にチャレンジしたい方
- ウニ・海鮮グルメ好きな方
2泊3日モデルコース|道北を効率よく巡る旅程
1日目:チャーター便で稚内空港へ&サロベツ原野観光
【午前】神戸空港からクラブツーリズムのチャーター便で稚内空港へ直行。空港からバスで、稚内駅へ
【午後】稚内駅周辺で自由昼食後、ノシャップ岬、サロベツ原生花園を見学
【夕方】豊富温泉で宿泊。油分を含む名湯に浸かってリフレッシュ
この日は飛行機移動+湿原散策+温泉宿泊と、体力に優しい構成。旅のスタートにぴったりの一日です。
2日目:利尻島と礼文島の絶景ハイキング&名所巡り
【朝】フェリーで稚内港→利尻島(鴛泊港)へ移動
【午前】オタトマリ沼、姫沼、仙法志御崎公園など島内の主要観光地を巡る
【昼】鴛泊港周辺で自由昼食(ウニ丼が大人気)
【昼一】フェリーで利尻島→礼文島(香深港)へ移動
【午後】桃岩展望台、スカイ岬、スコトン岬を見学
【夕方】宿泊先へチェックイン。時間があれば夕日スポットへ
この日は2島を巡るためやや移動量がありますが、観光バス利用で効率よく回れるのがツアーの利点です。
3日目:稚内・宗谷岬&帰りもチャーター便で神戸空港へ
【朝】礼文島→稚内港へフェリーで戻る
【午前】バスで北門神社、副港市場を見学
【昼】副港市場で自由昼食(チャーメンなどご当地グルメを楽しむ)
【午後】宗谷丘陵、宗谷岬を見学
【夕方】稚内空港からチャーター便で神戸空港の帰路へ
お土産を購入するなら、副港市場と稚内空港で多めの時間がとれます。
ハートランドフェリー|利尻島・礼文島へのアクセスの要
離島間の移動にはフェリーが不可欠。観光の計画を立てるうえで、フェリーの発着時刻と所要時間を把握しておきましょう。ベストシーズンだと1日3便運行されています。
フェリー・船の時刻と運航ルート

稚内港 ↔ 利尻島(鴛泊港)
約1時間40分
利尻島 ↔ 礼文島(鴛泊港または沓形港↔香深港)
約45分
礼文島 ↔ 稚内港
約2時間
※季節や天候により変更があるため、事前確認を忘れずに。
ツアーも個人旅行もフェリー到着に合わせて移動
稚内港→利尻島(鴛泊港)のフェリー時刻表は大まかに朝便・昼便・夕便です。
ツアーの人も個人で旅行する人も同じフェリーに乗船しています。次のフェリーの出発に合わせて島内を移動するので、行先が同じなら大体似たルートで移動です。
島内の観光時間を左右するのはフェリーの時刻表次第と言っても過言ではないくらいです。
ハートランドフェリーについては別記事で詳しくまとめます。ご期待下さい。
利尻島・礼文島内の移動手段
利尻島も礼文島も島内観光バスが運行
利尻島も礼文島も島内の観光スポットを巡る観光バスが運行されています。観光バスは、フェリーの到着に合わせて運行です。
空席があれば誰でも利用できますが、安心の為事前予約がおすすめです。
帰りのフェリーが決まっていて、車の運転にも自信が無いなら、観光バスで巡るのが安心です。
島内の移動にレンタカーが便利なケース
個人旅行でも観光バスよりレンタカーやハイヤーの方が便利なケースもあります。
- 行きたいスポットが観光バスのコースに無い
- 特定のスポットでユックリしたい
- 帰りのフェリーを気にする必要が無い
- 自分の思い通りに行動しない
レンタカーも事前予約がおすすめです。
ツアーと個人旅行の違いとメリット
【個人旅行のメリット】
行程を自由に組める
宿や食事にこだわった滞在が可能
【個人旅行のデメリット】
移動・時刻管理が複雑
悪天候によるフェリー欠航などのリスクを自己負担でカバーする必要あり
島でのレンタカーや宿の確保に苦労する場合も
【クラブツーリズムツアーの強み】
フェリー・バス・宿がセットになっており移動の不安がない
ガイド付きで初心者にもわかりやすい
花の見頃や名所を効率よく案内してもらえる
特にフェリーの乗船手続は煩雑そうですが、ツアーでは添乗員さんが全て手配してくれ、荷物を持ってアチコチ右往左往する必要が無いのは高齢者の参加には最適です。
道北おすすめ観光スポットまとめ|行程に入れたい見どころ
チャーター直行便ツアーで回れる現地の人気観光スポットをエリア毎にご紹介します。
利尻島:姫沼/仙法志御崎公園/オタトマリ沼

姫沼(ひめぬま)は、利尻富士の美しい逆さ姿が水面に映り込む絶景スポットです。遊歩道が整備されており、手軽に1周できます。
オタトマリ沼は、利尻島最大の湖沼で、利尻富士をバックにした写真映えスポットです。沼の周囲には売店や軽食コーナーもあります。1口分のウニも売っています。
仙法志御崎(せんぽうしみさき)公園は、島の最南端にある岩礁地帯です。利尻山の迫力ある姿を眺められる絶景スポットです。ここにはアザラシも飼われています。
利尻島一周コースについては別記事で詳しくまとめます。ご期待下さい。
礼文島:スコトン岬/澄海岬/桃岩展望台

スコトン岬は、日本最北限の地のひとつで、岬からは海驢島(とど島)を望める絶景ポイントです。
澄海(すかい)岬は、礼文島屈指の美しさを誇る入り江です。エメラルドグリーンの入り江はスカイブルーと呼ばれる美しい海岸です。
桃岩展望台は、礼文島で最も人気のあるハイキングコースに位置する絶景ポイントです。咲き乱れる高山植物を一望できます。ホントに来て良かったと思える場所です。
礼文島一周コースと花の浮島ハイキングについては別記事で詳しくまとめます。ご期待下さい。
稚内:宗谷岬/ノシャップ岬/北防波堤ドーム/北門神社/稚内駅

宗谷岬は、日本最北端の地として有名な定番観光地です。海岸線と丘の上に観光スポットが分散しています。
ノシャップ岬は、宗谷岬と反対側にある夕日の名所として知られるスポットです。利尻富士と海に沈む夕陽が織りなすシルエットは、道北屈指の絶景スポットです。
北防波堤ドームは、戦前に建設された半円アーチ状の巨大防波堤で、まるで古代ギリシャの遺跡です。
北門神社は、神主が常駐する最北の神社です。最北の御朱印帳を求める方も多いです。
稚内駅は日本最北端の駅で、2023年にリニューアルされたばかり。駅舎内には観光案内所やカフェもあり、移動の合間に立ち寄って休憩できます。
稚内観光については別記事で詳しくまとめます。ご期待下さい。
豊富温泉&サロベツ湿原:癒しと自然

豊富温泉は、日本でも珍しい油分を含んだ泉質で、アトピーや乾癬など皮膚トラブルに悩む人々の「湯治場」として全国的に知られています。
サロベツ湿原は、ラムサール条約登録地にも指定された貴重な高層湿原です。遊歩道からは見渡す限り湿原です。
サロベツ湿原と豊富温泉については別記事で詳しくまとめます。ご期待下さい。
道北グルメで舌鼓!ウニ丼・チャーメン・地元名物
道北直行便ツアーは、三日間とも自由昼食です。有効に活用して地元グルメを堪能しましょう。
ウニ丼の相場とおすすめ店

利尻・礼文エリアで夏に絶対食べたいのが生ウニ丼です。頂けるウニは2種類。キタムラサキウニとエゾバフンウニです。価格が高いのはエゾバフンウニです。
行く先々でウニ丼の値段を調べて見ましたが一番高いのは10000円でした。
行列が出来ていたのは、利尻島のフェリー乗り場前にある食堂でした。
稚内のローカルB級グルメ紹介
稚内では「チャーメン」という名前の地元民のソウルフードがあります。チャーメンとは、あんかけ焼きそばの一種で、豚肉・もやし・野菜を炒めてとろみのある餡をかけたもの。
味付けは店によって異なり、あっさり醤油系から濃厚な味噌系までバリエーション豊富。
私が頂いたのは、副港市場にあるテッペン食堂です。地元の人も通う人気のお店です。
ウニ丼とご当地グルメについては別記事で詳しくまとめます。ご期待下さい。
観光地に併設された食堂などでの楽しみ方
道北の旅では、観光地に併設された市場や食堂でのグルメ体験も魅力です。
特におすすめなのは、オタトマリ沼周辺にある2つのお店です。
目の前で焼いているホタテ焼きの、醤油の香ばしい香りがたまりません。
ツアーでも意外と時間があります。ソフトクリームなどテイクアウトできるグルメを楽しみましょう。
道北旅行の宿泊施設と体験談
今回の道北旅行で宿泊したホテルをご紹介します。
ホテル豊富|油分温泉で湯治気分
1泊目は豊富温泉の「ホテル豊富」です。「ホテル豊富」は、湯治と観光を両立できる滞在型宿泊施設として人気です。
油分を含む独特の泉質は、肌荒れや慢性皮膚疾患の湯治に訪れる人に長年親しまれています。
油分泉質が苦手な方のためにも、普通のお湯風呂も用意されています。
礼文島プチホテルコリンシアン|ミシュラン掲載の宿

2泊目の宿は礼文島の「宿は「プチホテルコリンシアン」です。
ミシュランにも掲載された地元食材を使った料理が自慢の宿です。
靴を脱いで上がる、こぢんまりとした落ち着いたお宿です。
プチホテルコリンシアンについては別記事で詳しくまとめます。ご期待下さい。
道北を巡る旅の持ち物・服装ガイド(7月版)
道北旅行のベストシーズンと言われる7月に巡りましたが、やっぱり北海道の最北は寒いです。
ダウンとまでは言いませんが、上着は必須です。薄手のウィンドブレーカーぽい物がオススメです。
もう1つオススメは、手袋です。
手先から冷えると、寒さも増します。薄手でも手袋があるととても重宝します。
クラブツーリズム・チャーター直行便の特典

FDAのチャーター便利用でちょっとした特典がありました。
チャーター便限定のクーポンを頂きました。
利尻島と礼文島内で一人1000円分のお買物ができるクーポンです。
我が家は二人で2000円分です。
ツアーで巡るお店やお宿でも利用できました。
まとめ
今日は、利尻・礼文・稚内・サロベツを二泊三日で巡る、『クラブツーリズム』のチャーター便ツアーをご紹介しました。
直行便のおかげで効率よく道北観光を楽しむことができます。
豊かな自然、地元グルメ、温泉と、どこを切り取っても魅力に満ちている道北エリアです。
このブログが、道北旅行にお出かけの参考になれば幸いです。
👇観光旅行のまとめ記事はこちらも参考にして下さい